2012年08月29日

ブログをいつ書くか

だいたい夕方の6時から30分程で書くことが多い。
ただその日はアップせず、一晩寝かせることにしている。
文章を書いている時は、つまらぬ言葉や単語に固執していることがある。
それを防ぐためにも翌日公開ということにしている。

書くテーマは今のところ主に
仕事にまつわる建築の話と、趣味の映画についてである。
前者は今まで担当した住宅に材をとり、設計する際の考え方としてまとめている。
こうすることで頭の中を整理でき、次の仕事にも活かせるように思う。

後者については、評論を書くつもりはなく、また書けない。
それを観た時のエピソードなどを通して当時の空気を感じとってもらえたらと思っている。
体力の続く限り続けていきたいと思っている。




posted by @せ at 18:17| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

居間のことを今考える

居間はできるだけ広くする。
『子供部屋を考える』でも書いたが、個室を狭くしてでもこちらに面積を割り当てる。
家中の面白いこと、楽しいことを全てここに集める。
広くすることでいろんなコーナーが生まれる。
趣味・書斎・パソコン・遊び場・勉強等のコーナーが出来る。
楽しければ、子も親も寝る時以外はここで過ごすことになる。
だから、広ければ広いほどいい。

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◆若い御家族ための家。
延べ床面積30坪の2階全てをLDKとした。広さは30畳ある。
右奥に見えるカラフルなものはクライミング用のホールドで、1階からこれでロフト
まで登る。また居間中央には鉄棒があり、真上が天窓になっているので星を見ながら
懸垂をする。ご主人の趣味を居間で実現した。奥さんのパソコンコーナーもある。
子供たちの遊び場もこれからだ。


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◆こちらも若い御家族の家。
親子4人が横になって寝られるイタリア製のソファに合わせて居間の寸法を決めていった。
上部を吹抜として空間を大きくすることで、大きなソファとのバランスをとっている。
家具に建物を合わせるという逆転の発想。



posted by @せ at 13:30| Comment(0) | 住宅設計あれこれ | 更新情報をチェックする

2012年08月28日

県産杉を使う その2

木の持つ色合いや匂いが心を和ませるからだろうか、住宅では構造材や仕上材に県産杉を使用することが多い。最近は行政からの補助金もあり利用しやすくなっている。

構造材として使う
真壁工法の場合は、柱の位置が構造的にもデザイン的にも重要である。
基本は1間ピッチだが、位置は平面図だけでは決められない。
展開図で部屋全体のプロポーションから決める。

仕上材として使う
壁に使う場合は注意が必要である。
前回も書いたが、へたすると ‘うどん屋’ になってしまうのだ。
そこで、杉の代わりに珪藻土等の白壁とすることでシンプルでモダンな空間とする。
床に無垢材を使う場合は、伸縮があるので注意が必要である。
冬になれば隙間が出来、ゴミが溜まる。
でも暖かさがあり、夏は裸足でいると心地よい。

たしかに杉には魅力がある。これからも挑戦したい材料である。

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床と天井に40ミリ厚の杉の無垢板を張っている。白い珪藻土と杉の対比。

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外壁にも杉材を使用している。ルーバーの奥は階段室。


posted by @せ at 17:49| Comment(0) | 建材あれこれ | 更新情報をチェックする