でもたった一つだけ例外があります。それが原子力発電所です。確認申請は国土交通省の管轄で、建築基準法という法律に則り審査をしますが、原発はその埒外なのです。
原発を統括、規制するのは経済産業省と原子力安全委員会ですが、耐震性とかいろんな技術的な事柄はT芝とH立のエンジニア、電力会社の一部社員にしか分からないそうです。つまり政府が原発を管理するには彼らの協力がなければ何も出来ません。電力会社にとって都合の良い判断しか出てこないのはそれが原因かも知れません。
・世界で起こるマグニチュード6以上の地震の2割が、国土面積が世界の0.25%しかない日本で発生している。
・大飯原発の下に活断層が走っているらしい。
・福島第一原発の事故の原因が、地震なのか津波なのか解明出来ていない。
そんなことを考えていると、原発の再稼働は早計なように思うのです。
TVで評論家が
『欧米では放射能廃棄物の最終処分場が決まるまで原発を停止するという発想があります。
でも日本では今だに電気が足りる、足りないという議論でその存在理由を決めています。
それで良いのでしょうか。』
と言っていました。
今、おそらく日本は重大な岐路にさしかかっています。子や孫のためにどの道を選択すれば良いのか、真剣に考えねばと思います。
