2012年09月01日

天井桟敷の人々

驚くべきことは、この映画がナチス占領下の時代に作られたことである。
まさにフランス映画人の心意気を感じる。

パントマイム役者のバチスト(J・L・バロー)はある日、大道芸の助手をしていたガランス(アルレッティ)
に一目惚れする。同じ頃、駆け出し俳優のルメートル(P・ブラッスール)も彼女に心を奪われる。
これに悪党詩人や伯爵が絡んでくる。
バチストとガランスの純愛がテーマだが、ストーリーが面白いので観ているうちにだんだんと引き込まれていく。

十代の終わりから二十代にかけて、1930~40年頃のフランス映画に傾倒していた。
そのきっかけになったのが本作だ。
たしか、NHK教育テレビで日曜日の夜に放映していたと思う。
最初はそのテンポの遅さに辟易したが、暫くするとそれが心地良くなっていく。気がつくとハマっていた。

このあと『舞踏会の手帖』・『女だけの都』・『ミモザ館』・『大いなる幻影』『望郷』『パリ祭』などの
作品に出会い、さらに深みにハマっていくことになる。

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寺山修二は自分の劇団名をここから拝借している。




posted by @せ at 20:20| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする