2012年10月15日

どんでん返しの名画たち その4

『サイコ』
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特に申し上げることは何もない。スリラー映画の定番中の定番、スタンダードと言っても良い傑作。
JAZZで言えば『枯葉』や『サマータイム』、フォークで言えば、『友よ』や『遠い世界に』、
ロックだと・・・・うっー、出て来ない。
とにかく凄い作品なのだ。
『サイコ2』『サイコ3』と後年シリーズ化されるが、だんだんとA・パーキンスが善人になっていくのがどうも解せないB級作品だ。

『LAコンフィデンシャル』
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同級生のHさんオススメの映画。
オスカーの作品賞を獲るのではと下馬評も高かったが、『タイタニック』にしてやられた。
僕は『LA・・・・』の方が断然好きだが。
出演は、ケヴィン・スペイシー、ラッセル・クロウ、ガイ・ピアース・・・・・。
特にR・クロウとG・ピアースのオーストラリア人俳優にとっては、ハリウッドにおける大出世作となった。
それから‘豚のベイブのおじさん’にとっても。


posted by @せ at 20:29| Comment(0) | 映画だっ! | 更新情報をチェックする

2012年10月14日

どんでん返しの名画たち その3

『探偵スルース』
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ローレンス・オリビエとマイケル・ケインの出演で、トニー賞受賞の舞台劇が原作である。

老推理作家ワイクが妻の愛人である美容師ティンドルを家に呼ぶところから物語はスタートする。
詰られるものと思っていたティンドルは、意外な申し出に驚く。自分には愛人がいるので妻のことは不問にする、その代わり彼女の宝石を盗めと言う。それと保険金でお互い楽をしようというものだった・・・・。

二転三転していくストーリーの面白さに加え、名優二人の演技合戦が見ものである。


『ユージュアル・サスペクツ』
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直訳すれば、“常連の容疑者”となるのだろうか。
麻薬を密輸していた貨物船が襲われ,大量殺人事件となる。そこで、たった一人生き残ったキント(ケヴィン・スペイシー)に対して警察の取調べが始まる。
キントは事件のあらましを語り出し、首謀者の“カイザー・ソゼ”という名前を口にする。
しかし彼は誰も見たことのない伝説の人物だった・・・・。

全く結末の予測がつかない、どんでん返しを絵にかいたような作品である。
出演は他にガブリエル・バーン、ベニチオ・デル・トロ・・・・。
監督はブライアン・シンガー、これが2作目である。この仕事が評価を受け『Xメン』シリーズに抜擢される。
スピーディーな展開とキレのある演出が小気味良い秀作である。

posted by @せ at 19:21| Comment(0) | 映画だっ! | 更新情報をチェックする

2012年10月13日

どんでん返しの名画たち その2


『情婦』
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未亡人殺害の容疑で逮捕された青年レナードの裁判が始まり、彼は一貫して無罪を主張する。
しかし唯一彼のアリバイを証明出来る妻はなんと、検察側の証人として出廷する・・・・。

アガサ・クリスティー作『検察側の証人』の映画化。
監督は『お熱いのがお好き』『アパートの鍵貸します』等の巨匠ビリー・ワイルダー。
出演はマレーネ・デートリッヒ、タイロン・パワー、チャールズ・ロートン・・・
M・デートリッヒの晩年の代表作と言ってもよい作品で、T・パワーにとってはこれが遺作となった。
また病み上がりの弁護士役・C・ロートンが実に魅力的である。

『クライング・ゲーム』
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IRAに人質として誘拐された黒人兵士ジョディと見張り役のファーガスは2人きりで過ごすうちに、いつしかお互いに友情を抱く。
ジョディはファーガスに、自分が殺されたらロンドンにいる恋人ディルに会って「愛していた」と伝えてほしいと頼む。ジョディは事故で死亡し、ファーガスは約束通りディルに会う。
夜はバーで歌うディルの美しく不思議な魅力にひかれ、2人は急速に接近する。

出演はフォレスト・ウィテカー、スティーヴン・レイ、ジェイ・デヴィッドソン・・・・・
最後のどんでん返しという訳ではないのだが、後半用意されている予想外の展開に驚かされる。
なかなかの秀作である。

posted by @せ at 22:44| Comment(0) | 映画だっ! | 更新情報をチェックする
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