2012年11月22日

監督は最後に何を撮ったのか。 その3

スタンリー・キューブリック 『アイズ ワイド シャット』

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直訳すれば、大きく眼を閉じろ、つまりナンセンスということなのだろうか。
正直、キューブリックが何故この作品を映画化しようとしたのか理解出来ない。
永年暖めていた企画らしいが、これが最晩年の境地なのだろうか。
随所にキューブリックらしさが表れているのは確かだけど・・・・。

開業医のビル(トム・クルーズ)はふとしたきっかけで、秘密の仮面乱交パーティーに足を踏み入れてしまう。
正体がバレて殺されそうになるのを、ある女性が助けてくれるが、後日彼女の死体が発見される。
そして、どこかで無くした仮面を妻のアリス(ニコール・キッドマン)が持っている。

という何だかよく分からないストーリーである。
『2001年宇宙の旅』で公開直前に、重要なナレーションをカットして難解な作品にしたように、今回もその類かとも思われる。
また、このパーティはフリーメーソンを描いていて、そのためにキューブリックは殺されたのだとか、
実しやかな噂が流れたりもした。
いずれにしても、数々の傑作をものにしてきた監督の遺作としては物足りなさを感じてしまうのは僕だけだろうか。



posted by @せ at 21:13| Comment(0) | 映画だっ! | 更新情報をチェックする

梶山季之のユーモアセンス


クイズづいているので・・『クイズダービー』からの問題。
作家の梶山季之が結婚式に招待されて、挨拶をしたそうです。
「俗に結婚式のスピーチと女性のスカートは短い方が良いと言われてますが、私はそうは思いません、」
さて、そのあと梶山さんは何と言ったのでしょうか?
こういうユーモアのある人を僕は尊敬します!答えは後日。


posted by @せ at 20:13| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2012年11月21日

私のお気に入り  世界の名建築篇 その7


『グッゲンハイム美術館』 F・L・ライト設計
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アメリカ旅行のもう一つの目的は、ライトの作品を見ることであった。
ニューヨークにある、氏の代表作の美術館は雑誌で見る限り魅力に溢れた傑作に思えた。
だが、現物には失望してしまった。
確かに遠目には美しいのだが、施工の精度があまりにも低いので、ディテールは見るに耐えない。

日本のゼネコンでは絶対に有り得ないような拙劣な工事で、アメリカの建設事情が想像出来た。
壁の塗装はダマがあったり、コーキングの幅が10cm近くあったり(防水のためのシールのことで、
日本だと2~2.5cm以下が目安である。)と折角のデザインが台無しになっていた。

完成度の高いキンベル美術館とは全く対極にあるような建築だと言えよう。
だが、それでもやはりライトの設計は目を瞠る引力があるのも確かである。

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入館者は最初エレベーターで最上階まで上がり、らせん状のスロープを降りながら作品を鑑賞する。
凄いアイデアだと思う。



posted by @せ at 22:23| Comment(0) | 建築設計あれこれ | 更新情報をチェックする