2012年08月10日

収納を考える

住宅の設計で一番頭を悩ませるのは収納だ。余裕のある敷地でゆとりのある設計が出来ればさほど問題にはならないが、市街地の狭小敷地で限られた大きさの家であるとたちまちプランニングの要となる。
そこで最近取り組んでいるのが、ロフトの活用である。

周囲に建物が建て込んでいるような場合2階にLDKを配することがある。明るさとプライバシーを確保するための常套手段なのだが、この上にロフトを設ければ収納の問題はかなり改善される。

但し、法律上の規制があるので注意が必要だ。
その1 天井高さは1.4m以下とする。
その2 広さは直下の階の1/2以下とする。
これらから逸脱すると3階建てと見倣され構造基準が厳しくなり、コストに跳ね返る。

収納物が少ない間は子供たちの格好の遊び場になり、旦那さんの寝室にもなる。
デザイン的にも面白く、なかなか魅力的な空間である。

_DSC0400.JPG 梯子の上の暗い所が12.5畳の広さのロフト









_DSC0084.JPG ロフトから見下ろす

_DSC0178.JPG 収納をロフトに集約することで広さに余裕が生まれ居間の一角に、天窓のある書斎コーナーが出現する


















posted by @せ at 18:35| Comment(0) | 住宅設計あれこれ | 更新情報をチェックする
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