2012年08月24日

玄関を考える

玄関の適正な広さはどれくらいかと質問を受けることがある。
一概に答えるのは困難だが、40~50坪くらいの家であれば1坪ぐらいだろうか。
ただこれはあくまで目安であって、それを下廻ってもデザイン次第で狭さを克服することは可能だ。

また玄関をただの靴脱ぎの場所として限定せず、別の役割を持たせることもある。
ご主人の趣味である美術品の展示室と兼ねた例がそれである。
つまり住宅という限られた空間をいかに使いきるか、ということだと思う。
他の機能と併用することで、思いもかけなかった生活を発見するかも知れない。
新たな景色が出現するかも知れない。
単一の機能しかないスペースが増えれば増えるほど、住宅は窮屈になって行くと思う。

s-sugi_09.jpg
美術品の展示室と兼ねた玄関スペース。ハイサイドライトで採光している。

_DSC0640.JPG
プランニングの制約上1畳の広さとなった玄関。ガラス張りにすることで圧迫感を軽減している。



posted by @せ at 17:29| Comment(0) | 住宅設計あれこれ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください