●構造材として使う
真壁工法の場合は、柱の位置が構造的にもデザイン的にも重要である。
基本は1間ピッチだが、位置は平面図だけでは決められない。
展開図で部屋全体のプロポーションから決める。
●仕上材として使う
壁に使う場合は注意が必要である。
前回も書いたが、へたすると ‘うどん屋’ になってしまうのだ。
そこで、杉の代わりに珪藻土等の白壁とすることでシンプルでモダンな空間とする。
床に無垢材を使う場合は、伸縮があるので注意が必要である。
冬になれば隙間が出来、ゴミが溜まる。
でも暖かさがあり、夏は裸足でいると心地よい。
たしかに杉には魅力がある。これからも挑戦したい材料である。

床と天井に40ミリ厚の杉の無垢板を張っている。白い珪藻土と杉の対比。

外壁にも杉材を使用している。ルーバーの奥は階段室。