白 ・黒■・灰■・茶■の4種類で、これから選択すれば街並みの中で違和感のない外観に
なると考えている。
また、僕の設計は箱型が多いとよく言われるが、それにも理由がある。
◆建築費のなかで外壁の占める割合はかなり大きい。
そこで少しでも予算を他に振り分けようと考えると箱型になる。
他の屋根形よりも外壁面積が小さくなるからだ。
◆箱型にすると、屋根材が問題になる。
以前は屋根の途中で継がねばならず、雨漏りの原因になっていた。
しかし、現代の技術だと10m程度であれば一枚の金属板で屋根を葺くことが可能だ。
雨漏りの不安から解放されたのも大きな理由である。
◆周囲の家と同等か小さめの箱をデザインすることで、街並みから突出しないようにする。
インドでは周りの樹木よりも、家を高くしないようにするらしい。
人間は自然の中で生かせてもらっているんだという意識なのだろう。
日本や欧米では建築は欲望の具現化になる。少しでも他より大きくすることを是とする。
ニューヨークのWTC跡地には国際コンペの結果、以前よりも背の高いビル案が選ばれている。

黒:ガルバリウム鋼板・白:鉄板

黒:ガルバリウム鋼板・白:塗り材

灰:コンクリート・茶:塗り材、木

黒:ガルバリウム鋼板・白:塗り材
白:塗装・茶:木材

白:サイディング

和のデザイン。軒を出来るだけ深く出す。
茶:塗り材、木材