2012年10月13日

どんでん返しの名画たち その2


『情婦』
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未亡人殺害の容疑で逮捕された青年レナードの裁判が始まり、彼は一貫して無罪を主張する。
しかし唯一彼のアリバイを証明出来る妻はなんと、検察側の証人として出廷する・・・・。

アガサ・クリスティー作『検察側の証人』の映画化。
監督は『お熱いのがお好き』『アパートの鍵貸します』等の巨匠ビリー・ワイルダー。
出演はマレーネ・デートリッヒ、タイロン・パワー、チャールズ・ロートン・・・
M・デートリッヒの晩年の代表作と言ってもよい作品で、T・パワーにとってはこれが遺作となった。
また病み上がりの弁護士役・C・ロートンが実に魅力的である。

『クライング・ゲーム』
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IRAに人質として誘拐された黒人兵士ジョディと見張り役のファーガスは2人きりで過ごすうちに、いつしかお互いに友情を抱く。
ジョディはファーガスに、自分が殺されたらロンドンにいる恋人ディルに会って「愛していた」と伝えてほしいと頼む。ジョディは事故で死亡し、ファーガスは約束通りディルに会う。
夜はバーで歌うディルの美しく不思議な魅力にひかれ、2人は急速に接近する。

出演はフォレスト・ウィテカー、スティーヴン・レイ、ジェイ・デヴィッドソン・・・・・
最後のどんでん返しという訳ではないのだが、後半用意されている予想外の展開に驚かされる。
なかなかの秀作である。



posted by @せ at 22:44| Comment(0) | 映画だっ! | 更新情報をチェックする
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