2012年11月07日

私のお気に入り  世界の名建築篇 その4

土浦亀城自邸

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ライトの弟子であった土浦亀城は3年のアメリカ修行の後、帰国していくつかの住宅を設計している。
その中でも傑作とされているのが自邸である。
昭和10年に建てられたとは信じ難いほどのモダンさである。
中2階にちょっとした書斎スペースを設けているが、モダニズムの洗礼を受けていないとこういう設計にはならない。

このお家に小さい頃に出入りしていたのが慎文彦氏で、この空間体験をもとに京都国立近代美術館を設計している。これはご本人が語っていたことなので間違いはない。
60年近い歳月を経て、住宅作品が美術館へと変異したのである。

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京都国立近代美術館1階ロビー




posted by @せ at 21:30| Comment(0) | 建築設計あれこれ | 更新情報をチェックする
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