「何か釣れますか?」と訊くと
「ええ、あんたで3人目や。」
「新婚旅行から帰ったばかりなのに、蒼い顔してどうしたの?」
「それが・・。朝起きた時に、いつもの癖で嫁さんに3万円渡したんや。」
「アホやなあ。嫁さん怒ったやろ?」
「いや、5千円ツリくれたんや。」
「鯉のぼりは、真鯉と緋鯉どっちを上にするの?」
「どっちでもええんや!」
「なんで?」
「こいに上下の隔てはない。」
この小噺を友人の披露宴でしたところ、ご老人が僕のところまでやって来て、
「鯉のぼりは、真鯉を上にせなあかんのんやで。何でか分かるか?」
「いいえ。分かりません。」
「こいは苦労(黒)が先に立つんや。」