2013年03月01日

明石海人


-深海に生きる魚族のように、自らが燃えなければ何処にも光はない-

故・大島渚監督の追悼記事を読むと、必ずと言ってよい程この詩に出会う。
高校生の頃に出会い、座右の銘にしたそうだ。

作者は明石海人(かいじん)で、昭和初期の歌人である。
もともと教師であった彼は20代中頃にハンセン病を患い妻子、社会から隔離される。
そんな絶望的な状況の中、歌を詠み始め歌集「白猫」を発表するが、37歳で死去する。
妻子と別れる際に詠んだとされるのが

-鉄橋へかかる車室のとどろきに憚(はばか)らず呼ぶ妻子がその名は-

こんな壮絶な歌人をつい最近まで知らなかった。
若い頃にもっと文学に親しんでおればと、慙愧の思いにかられてしまう。



posted by @せ at 22:30| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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