2013年02月04日

『わが母の記』


『わが母の記』を借りて観ました。
なかなか良い作品で、色も美しいし、原田真人監督の脚本は無駄がなく、母、息子、その娘の関係を掘り下げることで、家族愛を見事に描いていると思います。キネ旬で上位にランクされたのも頷けます。

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posted by @せ at 00:37| Comment(0) | 映画だっ! | 更新情報をチェックする

2012年12月28日

監督は最後に何を撮ったのか。 その5

新藤兼人『一枚のハガキ』
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今年亡くなった新藤さんは、戦争の理不尽さを徹底的に描いてきた。
時には、戦争末期における軍隊の滑稽さも映してきた。
その姿勢に微塵のブレもない。

そして大切なことは、100歳近い老人に出資をする人達がいることだ。
永年培った信用がそうさせるのだろう。つまりプロ中のプロだったんだと思う。
僕もかくありたいと願うが、いつもブレてしまう自分に気付く今日この頃である。

posted by @せ at 00:12| Comment(0) | 映画だっ! | 更新情報をチェックする

2012年11月22日

監督は最後に何を撮ったのか。 その3

スタンリー・キューブリック 『アイズ ワイド シャット』

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直訳すれば、大きく眼を閉じろ、つまりナンセンスということなのだろうか。
正直、キューブリックが何故この作品を映画化しようとしたのか理解出来ない。
永年暖めていた企画らしいが、これが最晩年の境地なのだろうか。
随所にキューブリックらしさが表れているのは確かだけど・・・・。

開業医のビル(トム・クルーズ)はふとしたきっかけで、秘密の仮面乱交パーティーに足を踏み入れてしまう。
正体がバレて殺されそうになるのを、ある女性が助けてくれるが、後日彼女の死体が発見される。
そして、どこかで無くした仮面を妻のアリス(ニコール・キッドマン)が持っている。

という何だかよく分からないストーリーである。
『2001年宇宙の旅』で公開直前に、重要なナレーションをカットして難解な作品にしたように、今回もその類かとも思われる。
また、このパーティはフリーメーソンを描いていて、そのためにキューブリックは殺されたのだとか、
実しやかな噂が流れたりもした。
いずれにしても、数々の傑作をものにしてきた監督の遺作としては物足りなさを感じてしまうのは僕だけだろうか。

posted by @せ at 21:13| Comment(0) | 映画だっ! | 更新情報をチェックする
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