2012年10月24日

第3の男


高校2年生のある朝、クラスメートのI君が
「昨夜の『第3の男』観た?ラストがとても良かった!」と興奮した様子で叫んでいた。
オレはすでに2回観てるぞ、と優越感を持ちながらその声を聞いていた。

オーソン・ウェルズは最初出演オファーを断ったのだが、たまたま遊びに行った遊園地でロケに出くわし、
とても楽しそうなので出演を承諾したというエピソードが残っている。

また、有名になり過ぎた感のあるラストシーンは、製作者セルズニックのアイデアだそうで、G・グリーン
の原作も脚本もこうではなかった。
現場で急遽決めたことが、映画史に燦然と輝く名シーンになった。

この作品は『光と影の映像美』と称えられるが、僕は『光と影と陰の映像美』だと思っている。
ウィーンの古い街の壁に映るO・ウェルズの‘影’と、彼が登場する時の顔の‘陰’がとても印象的である。

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壁に映るハリー(O・ウェルズ)の影。

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暗いところから徐々に顔が現れ、陰が印象に残るハリーの登場シーン。



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2012年10月20日

どんでん返しの名画たち その6

『白と黒のナイフ』
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封切られたのは30年近く前だろうか。『危険な情事』でとても怖~い女性を演じたG・クロースが、真面目な弁護士役をどう演じるのかに興味が湧き、しかもJ・ブリッジスとの共演ということもあって観たのだが、これがなかなか良く出来たサスペンスだった。

ある嵐の夜、富豪の女性が惨殺され、夫のジャック(J・ブリッジス)が逮捕される。彼は一貫して無罪を主張し、弁護士として選ばれたのがテディ(G・クローズ)だった。
捜査を進めるうち、二人は恋に落ちる。裁判ではジャックに不利な証言が出てくるが、ある日彼の無実を証明する一通の手紙がテディに届く。ここから話は急展開していく。

終盤ある程度予測はつくのだが、飽きさせずに最後まで観せてくれる。
テディが雇った探偵役のR・ロギアが魅力的で、いつも彼女につく悪態が面白く、ホッと和ませてくれる。
脚本・演出もさることながら、俳優の演技でぐっと映画は引き締まるということを再認識させてくれる作品だ。


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2012年10月17日

どんでん返しの名画たち その5

『テキサスの五人の仲間』
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以前にもブログに書いたが、どうしてもこの映画を抜かす訳にはいかないので再UPします。

テキサスきってのギャンブラー5人が年に一度のポーカー・ゲームに興じるホテルに、旅の夫婦と息子が辿り着く。夫は無類のポーカー狂で妻と息子の制止を顧みず、ポーカーに混ざり全財産をつぎ込んでしまう……。
これまたどんでん返しを絵に描いたような作品で、必ず騙されること請け合います。


『アイデンティティー』
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最近観た中では、よく出来たストーリーだと思う。
出演はジョン・キューザック、レイ・リオッタ・・・・・

豪雨が降り続く夜、人里離れた一軒のモーテルで、10人の男女がやむなく足止めされる。そこで次々と殺人が行われていく。それと平行して、既に死刑判決の下った事件についての再審理の模様が描かれていく。全く関係ないように思える話が最後に結びついて・・・・。

ジョン・キューザックは頑張ってますね。最近では『ポー最後の五日間』に出演してます。
ところで、姉のジョーン・キューザックは最近見かけないけど、どうしているんだろう。
『ワーキングガール』の演技が個性的で、お客さんが来ると秘書の彼女は必ず
「Coffee,tea,or me?」と聞くのだ。

posted by @せ at 22:04| Comment(0) | 映画だっ! | 更新情報をチェックする